STORY

自然の海を囲っただけの天然に近い生簀は、休むことなく日々管理され、エサの食べ具合、海藻や海底の砂の清掃を行い、車えびにとって最も良い環境に保っています。上天草、維和島(いわじま)に総面積16,000坪を保有する天草最大級の養殖場では、エビ一匹に与える生活スペースが広いため、自然の海で育つ天然と同じような環境のため、ストレスなく伸び伸びと育ちます。またヒゲが長いのが特徴となります。

天草諸島に位置するこの地方では、本州本土と橋で繋がっており、有明海と八代海に挟まれた島です。毎日、海面の満潮と干潮の差が5-6mにもなり、その海面差を利用して水門を開け清掃を行うことができ、また常に自然の海とまったく同じ海水を循環することが出来ます。

恵まれた大自然で育ち新鮮で元気にピチピチ跳ねる活きの良さ、自然界のエビに比べて、栄養ある良質なエサで大切に育てておりますので、身入り豊かで、甘みある美味しい車海老に育ちます。お刺身、寿司、焼き、天ぷら、エビフライと、いつもと違うプリプリした歯ごたえの新鮮な車海老をぜひお楽しみください。

車海老を育てる

車海老養殖の本場 熊本県天草

クルマエビ生簀 天草車海老販売養殖フジオカ

車海老刺身

深みある味わいと甘みがここにある

まずはお刺身で甘みを堪能ください。

茹で車海老

生き物を調理して頂く感謝の塩ゆで

お料理のトッピングにも最適です。

焼き車海老

シンプルに塩焼きが至福のひと時

香ばしい香りが食欲をそそる。

こだわり抜いた天草産 旬の新物
極上車海老 お取り寄せできます
［毎年11月中旬～翌年初旬］

夏、稚エビの生簀放流から丹精込めて育ててきた全ての車海老に感謝して、地場のおが屑に大切に包み込みお届けいたします。
当養殖場ならではの広大な生簀でのびのび育ち、長いヒゲが特徴の甘みある自慢の車海老。
豊かな自然の天草の風情と共に、ぜひあなたの五感で味わってください。

お取り寄せコーナー
BLOG

風光明媚な上天草市大矢野島
人と自然が共存し育まれる生命

車エビの養殖は丹精込めて生き物を育てる。
それは農業のようで、我が子を育てるよう生活に馴染んだそのものです。
昼夜、ご飯を食べてるかな... ゆっくり眠れてるかな... と思いを巡らせる。

［稚エビ捕獲］肉眼では見えないほどの小さな車海老の赤ちゃんから、日に日にミリ単位で大きく成長する姿は神秘的。1cm程度になった頃に、発祥の地とも云われる維和島の孵化場から当養殖場の生簀へと放流されます。
車海老は夜行性のため、夜間の暗闇の中で明かりを灯し、集まってきた赤ちゃんエビを網ですくい集めます。
バードウォッチングにも使用されるカウンター（数取器）で、稚エビの匹数を把握しながら作業を行います。

［稚エビ放流］7月真夏の夜の稚エビ大移動、生育した赤ちゃんが維和島からノスタルジックな橋（西大維橋、東大維橋）を渡り、当養殖場へと運ばれる。ライトアップされた哀愁ある維和島～大矢野島を結ぶ住民に欠かせない車海老の渡橋、何とも奥ゆかしドラマチックな瞬間なのです。
維和島の対岸に位置する当養殖場に到着するや否や、すぐに放流作業を始めます。生き物故に時間との勝負です。
こうして養殖場に運ばれた赤ちゃんエビは、秋冬の出荷最盛期に向けて大切に育てられます。

［活締め冷凍］広大な生簀ですくすく育った車海老は、屋内の滅菌プールに保管し、大きさ毎に選別されます。そのまま氷水に数分浸し、車海老の動きが弱まった状態（活締め）で袋詰め、真空パック、先端冷凍技術（液体-30℃）によって急速凍結をします。生きたまま冷凍加工するため、新鮮さはもちろん、細胞を壊さない技術で解凍後のドリップも出ないという特徴があります。
特に夏場の暑い時期には、活きエビは気温により鮮度劣化が早いため、活締め冷凍された車海老は品質が安定しお勧めです。
冷凍保管が可能ですので、贈り物や食べたい時に新鮮なエビをお楽しみいただけるというメリットがあるのです。
当養殖場の先端技術を用いたこだわりの「活〆冷凍車海老」をぜひご利用くださいませ。

［エビ養殖場］熊本県上天草市大矢野島に位置する大規模な養殖場は、約7,000坪と4,000坪の広さを保有している。島の西側は有明海に面し、東側の八代海（やつしろかい）に位置する維和島（いわじま）の対岸に自然の海と接した生簀を構えている。海の干満差を利用し、生簀の開門を調整し、常に天然の海水を循環し車海老を育てるという養殖方法は、明治時代からこの地方の主産業として行われてきました。
広々とした生簀では、エビ一匹に対する生活スペースが広く取られ、そのため長いヒゲが特徴ともなっています。
生簀を囲う塀の修繕、エビの天敵ともなる生簀内の他生物の除去、エビの寝床となる海底に生える海藻や砂地の清掃、生育に合わせた毎日のエサやりなど、生き物を育てる養殖業。
ご家庭の水槽で熱帯魚を飼うように、この広大な生簀で養殖場スタッフによって、一日も休むことなく良質な車海老を育てるため日々管理されているのです。

［エビ取り上げ］3月から5月にかけ、養殖場では生簀清掃や車海老の引っ越しを行うため、生簀に残ったエビを取り上げる作業があります。
広大な生簀内の砂地で生活する小さなエビを、取り上げるのは容易な作業ではありません。
ボートで海底のエビをカゴで引き揚げる作業を幾度も繰り返し、最後は干潮で海水が引いた時間帯に手作業で一匹ずつ拾い上げていきます。車海老は動きが俊敏なため、素手で掴むのも一苦労ですが、エビが弱らないよう優しく掴み、常に水に浸すなど細心の注意を払います。
取り上げた車海老は、他の生簀に移動したり、そのまま水揚げして出荷、または冷凍加工されます。

［エビ水揚げ］夏に生簀に放流された稚エビが成長し、11月頃になるといよいよ新物車海老の出荷が始まります。エビは個体によって成長していく大きさも異なりますので、一定の大きさになった車海老から出荷されます。通常は、水流に逆らうように仕掛けたエビ籠を仕掛け、カゴに入ったエビを選別する事となりますが、カゴに入るエビの大きさも不規則なため、水揚げできる予測や調整に気を遣う所となります。
当養殖場では、「SS・S・M/L（標準）・2L（特大）・3L（超特大）」で規格を分けています。12月に入ると順調に育った車海老は手のひら以上の大きな3Lサイズになるものもあります。一般的には市場に出回らないため大変貴重な食べ応え十分の特大車海老です。

［選別｜出荷］注文と同時に養殖場生簀から水揚げされた新鮮な車海老は、屋内の滅菌プールに保管し、大きさ毎に手早く選別されます。生き物のため、常に生簀と同等の水温管理し、出荷時間に合わせて、箱詰めします。敷き詰めたおが屑に元気に踊る車海老を手早く並べ、さらに箱いっぱいにおが屑で覆い蓋をします。
車海老は、おが屑に入れる事でエビ体内にある自らの水分によって数時間生きていることができます。当然ながら海中とは異なり輸送中は十分な酸素と水分が不足しているため過酷な状況での輸送となります。
活き車海老をご利用の際には、到着後なるべくお早めに開封してお召し上がりください。
※車海老の頭と尻尾には、鋭利なトゲがありますので、持ち上げる際にはお腹の部分を掴むようにお気をつけください。

［生簀清掃］春4月～6月は夏の稚エビ放流に向けて生簀の大掃除が行われる。自然の海と繋がった大規模な生簀を、水位が下がる干潮の時間帯に併せて砂を幾度もかき混ぜ洗ってゆく。生簀内にはエビの天敵ともなるカニや貝類が生息するため、それらの生き物や海藻類などを除去しなければならない。最後は人の手で細かい不要物を取り除いていき、自然の海と生簀の境となる水門も手作業で清掃してゆく。
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